BSならではの大胆な番組構成。多くの制約がこの構成へと導いた。

BSフジLIVE PRIME NEWS

『BSフジLIVE PRIME NEWS』とは……

番組の特徴は、ためにする議論ではなく現実を踏まえた建設的な提言をおこなうところにあるという。フジテレビ報道局の全面的な協力によって、専門性の高い議論や各分野のエキスパートのゲスト出演が可能になったことがこの方針をより確固なものにしている。 


——「PRIME NEWS」は、3月の放送開始からまだ4ヶ月しかたっていませんが、土日を除く平日に毎日放送されているので、8月18日放送をもって100回を超えます。それにしても、ゴールデンタイムに硬派で骨太な報道番組を2時間、というのは驚きでした。しかもライブですからね。どのような考えで、この時期にこのような番組を始めようとしたんでしょうか? 

2008年11月位から企画準備を始めたのですが、もともとは報道畑出身の社長の発案ということもあったんですけど、やはり昨年の金融危機やねじれ国会・政治のリーダー不在などがあったりと時代がこういう番組を求めていたのだとも思います。同時にBS放送の視聴者層は、社会の担い手である40~50代の高年齢層中心ですが、それを差し引いても、視聴者の政治や経済に対する関心は日に日に強まっていると感じています。環境問題についても、個人企業を問わず注目しています。だからこそ、このタイミングでの番組スタートとなったんでしょう。 それにしても、社長の「どーんとやってみよう」という掛け声のもと、ゴールデンタイムという時間に帯びで2時間という考えには僕らも当初は、びっくりしました。
プライムニュース企画書

——企画段階から放送時の姿はみえてましたか?またネックだったことはありましたか? 

最初からワンテーマでやっていこうという考えはありました。しかし、見えてなかったですね、本当に討論だけでテーマだけで毎日続くの?さらに2時間をもたせられるの?ゲストは毎日呼べるの?などという不安はありましたよ。全く未知の領域でしたから。予算の面からしても、取材中心という構成も現実的でなかったでしたから、ストレースニュースを軸にはできないなぁとそんなことを考えながらでしたね 


——なるほど、たくさんの制約があって欠点を補う結果が今のような形になったと。 

結果的にそうですね。視聴者からの意見も概ね好評ですし、伝える方としては見てくれる人はきちんと見てくれるなということは実感していますね。


——パラダイムシフトがおきているような現在の社会状況の中だからこそ、必然的にこの番組が始まったということなんでしょうね。 

視聴者は、自分を取り巻く環境の原因と今後どのようにそれが変化していくのか教えてほしいと思っているのではないでしょうか。それを提示していくことが、メディアとして非常に重要な役割だと思います。


——“提言”するという言葉を強調していますが、どういった視点からこういう“提言”番組を作るというようになったのですか? 

いろいろ議論を重ねる中で提言というキーワードがでてきたんですけど。ニュースって通常取材に行ってそれを見せてゆくのだと思うんですけど、スタジオの中でじっくり話しを聞いていけば、またスタジオの中でもニュースが生まれるんではないかと。ニュースを発信するだけではなくて混迷する時代だからこそ次なる指針になるようなことを示せたらいいねということがあって、それが“提言”とうスタイルになったわけですね。
プライムニュース場面写真3

——そういった信頼ある提言をおこなうために、番組はどのようにしてつくられているのでしょうか? 

BSフジには報道局がないので、フジテレビの報道局と連携しながら制作しています。フジテレビの報道局の解説委員が毎曜日ごと編集長として番組をまとめているんですが、幅広い視野で情報が偏らないようにわかりやすく伝えていく方針です。これまでの討論番組のように、ごちゃごちゃ意見を言い合うのはやめて、その道の専門家や当事者にじっくり話を聞いて、ひとつのテーマを掘り下げています。 


——テーマの設定は、比較的ロングスパンで考えていますか?それともそのときどきの旬な話題をピックアップしますか? 

両方ですが、どちらかというと生放送を毎日なので、いま起きている事柄を追いかけています。ただ、それと、視聴者の関心の高いテーマは無理してもやろうと。これまでに2度ほど差し替えました。インフルエンザのときと小沢一郎さんが民主党の代表を辞任したときだったでしょうか。


——日ごとのテーマはどの位から固めていきますか? 

大きくは1ヶ月前から決めてゆきますが、全体の流れをみながら柔軟に対応してゆきます。VIPが出演するときは、スケジュールがなかなかとれないので先押さえしながらスケジューリングしてゆきますね。


——そのテーマをもって放送に臨むわけですが、問題を掘り下げてゆくだけに事前に周到な準備も必要だと想像できます。事前にどの程度の打ち合わせをしていますか? 

週に2回全体会議を開き、内容を確認しあいます。あとはチームごとに、作家やディレクター、プロデューサーが詰めていく感じですね。1日の流れは、当日15時から翌日の打ち合せをして仮台本をつくり、16時頃から当日放送分の打ち合わせに入るという感じです。


——小細工を弄せず、2時間ぶっつづけで毎日討論提言をするという構成は、制作側としても怖くないですか? 

そこはインパクトを意識してBSならではの大胆な番組構成にしました。NHKが7時からニュースを放送しているため7時30分スタートでいいんじゃないかという意見もあったんです。しかし、どうせなら2時間かけて、ひとつのテーマを語りつくしてもらおうと。ところが実際にやってみると、話し足りないなんて意見も出てきちゃって(笑)。2時間あっても押すんですよ。巻かない回はないんです。詰め込みすぎだというのもあるかもしれないけれど…。


——2時間を4時間にしようとは考えませんでしたか? 

さすがに緊張感が持たないでしょうね。みんな倒れちゃうんじゃないですか?番組の企画時は、ペラの台本でフリートーク中心にと思っていたんですが、スタッフも張り切って台本をつくっちゃいますからね。ホントにみんな頑張っていますね。 



——「PRIME NEWS」という番組タイトルの由来は? プライムニュース企画書

最初は「THE NEWS」に決まりかけていたんですが、他局でも同名のニュース番組を始めることになったため、急遽変更せざるをえないことになりました。いくつか代案が挙がった中から、優先的なテーマをとりあげるという意味合いとしてプレミアムや、プライムタイムに放送する番組ということもあって「PRIEM NEWS」が採用されました。厳密にはニュース番組というより討論番組なので、内容とタイトルのずれを指摘する人もいますが、だんだんやっていることが認知されてきたので、それでいいかなと思いますね。




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番組data
番組名 BSフジLIVE PRIME NEWS ジャンル ニュース・報道
放送局 BSフジ
放送日時 月曜日から金曜日 19時00分から20時55分
番組URL http://www.bsfuji.tv/primenews/
主なスタッフ   スタッフ数 30人~40人
主な出演者 キャスター・八木亜希子、秋元優里、反町理(敬称略)
コメンデーター・山本周、若松誠、小林泰一郎、安部宏行、大山泰、
能勢伸之(敬称略)、他
放送開始日 2009年4月

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