番組のコンセプトは、3日後の真相

  1. 深い内容を見てもらうための、ポップなインターフェイス
  2. システムはありません。取材するだけです
  3. 映像が、テレビの最大の武器なんです

『真相報道バンキシャ!』が始まったのは2002年10月6日。日本テレビではそれまでなかった、ウイークリーの報道番組である。立ち上げたのは、入社13年目(当時)の柴崎朋樹ら。柴崎は報道局に所属し、『ニュースプラス1』を担当していた。


―『バンキシャ!』誕生のいきさつを教えてください。

もともと入社時からウイークリーの報道番組をやりたかったんです。報道局内では何度か検討されたんですが、編成部からゴーサインが出なかった。“平日のお昼・夕方・夜”というのが、報道局の持っている時間帯なんです。基本的に平日デイリーですね。「報道局がちゃんとしたウイークリーの番組を作れるのか」って、社内で言われていました。ところが『ニュースプラス1』がうまくいった。それに伴う何本かのスペシャル番組も成功した。そんなこともあって、企画が通りやすくなってきていたんですね。で、「立ち上げるなら今だ!」という機運が盛り上がり、報道局のなかでウイークリーの番組のプロジェクトができたわけです。


―報道番組の硬派な面と、情報番組の柔らかさを併せ持ってますよね。それは当初からの狙いですか?

“情報番組の柔らかさ”とは思っていません。僕たちが心がけたのは“報道番組の新しい伝え方”です。日曜夜6時・報道番組というと、どうしても裏の『報道特集』を意識しないわけにはいきません。『報道特集』ってテレビ界の財産といえるすばらしい番組なんですよね。ただ、ずっと拝見していて思ったのは、“時間がかかる”ということ。1つのテーマを取り上げて定着させるのに数ヶ月かけている……そこで、僕たちは “今知りたいことに、今ちゃんと答えられる番組”を作りたいって考えたんです。といっても、その週にあったことを、ただ「まとめて」観せるだけではなく、しっかり「取材した」結果をお見せしたかったんです。つまり速さと深さの両立を、実現したかったんです。


―時間帯は意識されました?


ええ、日曜日の夕方を自分がどういう風に過ごすだろうって考えると、やっぱり「次の日は仕事だなぁ」とか「ごろごろしてたいなぁ」って思うんですよね(笑)。大概のサラリーマンは若干憂鬱な気持ちになっている。そういうときにはあんまり陰々滅々とした番組を観たくないんじゃないかと。それで、ハードなテーマであってもポップでさわやかに観られる、そういうインターフェイスが重要だと考えたんです。深い内容を見てもらうためにも、ポップなビジュアルで包むことで、視聴者に伝えやすくなるんじゃないかなと思ったんです。


―インターフェイスへの意識はキャスティングにも働いてますか。


菊川(怜)さんは女優さんで、報道番組に出るような方ではなかったですからね。福澤(朗)さんは当時局アナでしたが、ニュース番組の人ではなかった。そういう、一般の方の立場に近い人に入ってもらうことで、これまでの報道番組よりも身近に観られる番組であることを理解してもらえるんじゃないかと考えたんです。平日も週末も報道番組は山ほどありますからね。多少冒険的なこともやらないと、他の番組と違うということをはっきりと認識してもらえないですから。


―ロゴをはじめ、番組全体を統一するイエロー×ブラックの色彩が強力ですね。

週に1回しかない番組なので、覚えてもらうためには、すごく単純化したルックが必要だと思ってました。だから色にこだわったんです。“ナニイロの番組”って言われるぐらいのインパクトが必要だろうと。当初から自分のなかで、オレンジっぽいイメージがいいかなと漠然と思っていました。何人かの方に提案していただいて、黄色と黒って、報道の緊迫したテーマにも柔らかいテーマにもふさわしい、どっちも包み込めるパッケージだなと思って採用しました。以後は4年間、黄色を前面に押し出して、何でもかんでもそれでやってきました(笑)。

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番組data
番組名 真相報道バンキシャ! ジャンル ニュース・報道
放送局 日本テレビ放送網(日本テレビ系)
放送日時 毎週日曜日 18時から18時54分
番組URL http://www.ntv.co.jp/bankisha/index.html
主なスタッフ 総合演出(2006年6月迄)・柴崎朋樹(敬称略) スタッフ数  
主な出演者 福澤朗、菊川怜、河上和雄、丸岡いずみ (敬称略)
放送開始日 2002年10月6日

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